枝川橋第三児童遊園
アップデート:2026/05/20
枝川橋第三児童遊園は、その名のとおり枝川橋のたもとに寄り添うように佇んでいる。橋を行き交う気配のすぐそばにありながら、園内へ足を踏み入れると、不思議と空気がやわらかく切り替わる。そこではジャングルジムが堂々と存在感を放ち、登るたび、ぶら下がるたびに、視界と身体の感覚が少しずつ変わっていく――はずだった。
しかし、行った時は工事中で、公園全体がどこか眠りの途中のような静けさに包まれていた。囲いの向こうに見えるジャングルジムは、遊びの気配をひとまず胸の内へしまい込み、完成の時を待っているようでもあった。
砂場へは小さなゲートをくぐって向かうらしい。その秘密めいた導線も、今回はまだお預けである。だが、不思議なことに、遊べなかったという事実さえ、この公園の余韻を深くしている。気づけば、「次こそは」という思いが静かに芽を出し、橋のたもとに小さな再訪の理由を残していくのである。




