源氏前公園
アップデート:2026/01/11

源氏前公園は、中央に広がるフェンス付きのグラウンドが静かな重心となり、その周囲に遊びの気配が円を描くように配置された公園である。広場に立てば視界は開け、空の高さまで意識が伸びていく。
その外縁では滑り台がなめらかな線を描き、ブランコが一定のリズムで揺れ、動きは自然と周回する。中心の落ち着きと周囲の軽快さが対照を成し、歩くたびに場の表情が切り替わる構成が心地よい。
グラウンドは集まる場所であり、遊具は散っていく場所でもあり、その往復が公園に独特の時間を生む。囲われているからこそ安心して視線を巡らせることができ、滞在はいつの間にか長くなる。源氏前公園は、集うことと遊ぶことが無理なく共存する、懐の深い場所なのである。




