はなみずき児童公園
アップデート:2026/02/11

はなみずき児童公園は、まず門がよい。児童公園にしては妙に堂々としており、ここから先は日常とは別勘定だと静かに宣言している。その門をくぐると、視界の先で複合遊具が待ち構えている。
待っているというより、悠然と構えていると言ったほうが正しい。滑る、登る、渡るという基本動作が一体となり、子どもの冒険心を手際よく刺激する構造で、公園全体にほどよい緊張感が漂う。
周囲には木々が配され、遊具の色彩をやわらかく包み込み、時間の流れを少しだけ緩めてくれる。門から始まり遊具へ至る短い道のりが、ひとつの小さな物語になっている。気軽に立ち寄ったはずが、気づけば長居してしまう公園である。





