本郷給水所公苑
アップデート:2026/03/24
本郷給水所公苑は、街の下で水が眠り、上では人が憩うという、少し不思議な二層構造をもつ公園である。
明治の時代に築かれた給水場と配水池の歴史を足元に抱えながら、その上に広がる空間は驚くほど開放的だ。
地球のオブジェが静かに佇み、三角屋根のパーゴラがやわらかな影を落とす。その景色を眺めていると、ここが巨大な給水施設の上であることをふと忘れてしまう。かつての神田上水の名残を感じさせる構えや、軽やかに滑り降りる滑り台が、過去と現在をゆるやかにつないでいる。
広さは約7800平方メートル。歩くごとに歴史の層と空の広がりが重なり合い、日常が少しだけ立体的に感じられる。見上げる空と、見えない水。その両方に思いを巡らせたくなる、静かな驚きに満ちた場所である。











