大丸弁天児童公園
アップデート:2026/02/16
大丸弁天児童公園に足を踏み入れると、まず視界の中央を占領するのは、堂々たる広さを誇る砂場である。ここでは砂が主役として鎮座し、掘られ、盛られ、崩される運命を静かに待っている。その脇には鉄棒が控えめに構え、身体を宙に預けたい者を黙って受け入れる。
園内のベンチに腰を下ろせば、ほどなく電車が現れ、風景の奥を横切っていく。走行音は決して騒がしくなく、むしろ時間の流れを確かめる合図のように耳に届く。
遊ぶ者と眺める者、動く者と休む者が同時に存在できるこの場所は、目的を決めずに訪れるほど味わい深い。砂と鉄と電車に囲まれながら、思考だけがゆっくりと遠くへ進んでいく公園である。








