押立児童公園
アップデート:2025/04/23

押立児童公園には、遊びの系譜が連なっている。ジャングルジムに始まり、ブランコへと続き、さらにラダー遊具へとつながる一連の流れは、まるで子どもの本能に訴えかける小さな冒険譚のようである。
鉄の骨組みが空を切り、足元の砂が静かにその歓声を受け止める。ふと気がつけば、四阿がそっと控えており、遊び尽くした心と体を包み込む木陰の椅子が待っている。
忙しない世界の片隅に、ここにはまだ、時間がゆるやかに流れる場所がある。遊びと憩い、そのふたつの鼓動がひっそりと調和している。








