管堀中公園
アップデート:2026/04/26
管堀中公園は、すらりと細長く伸びた、どこか通り過ぎるためにあるようでいて、なぜか足を止めさせる不思議な気配を帯びている。一本道のように続くその形は、歩く者にささやかな旅の感覚を与え、進むほどに景色がわずかずつ移ろっていく。
その道すがら、象とパンダとコアラのスプリング遊具が、それぞれ思い思いの方向へ顔を向けて佇んでいる。三者三様に別々の未来を見据えているかのようで、どこへ向かうべきかを問いかけてくるようでもある。近づいて身を預ければ、ばねの揺れに合わせて視界がかすかに揺らぎ、その迷いさえも軽やかなものへと変わっていく。
この公園では、一直線の道でありながら、心は容易に定まらない。気づけば、どこへ向かうでもない時間そのものが、ささやかな旅となって続いていくのである。










