谷保第三公園
アップデート:2026/02/24
谷保第三公園は、細長い敷地がまるで一本の物語のように続いていく、不思議に魅力的な公園である。入口に立つと、まず大きなグラウンドが視界を開き、空の広さまで付け足されたような開放感に包まれる。その周りには、ところどころに置かれた遊具たちが、ひっそりとした顔で来訪者を待ち構えている。
細長い園路を進むと、アスレチックや土管がまるで秘密基地の道具のように現れ、子どもの頃に取り残してきた冒険心がそっと呼び覚まされる。通り抜ける風までもが少しだけ躍動的になり、身体が無意識に前へと進む。
中央のメインスペースでは、堂々たる大きな砂場が広がっている。ここだけは時間の流れが少し緩やかで、砂のやわらかさに心まで沈み込みそうになる。すぐそばにはロッキンパッピーが二匹、異なる趣で佇んでいる。落ち着いた砂場横か、カラフルな塀の前か。選ぶ場所によって景色も気分も微妙に変わるのが面白い。
公園全体に漂う素朴さと、小さな冒険の気配。その両方が心地よく絡み合い、ついまた歩きたくなる場所である。

















