この公園は、遊具エリアとグラウンドが段によってゆるやかに区切られ、ひとつの場所にいながら異なる景色を楽しめる不思議な構えをしている。
上の段には複合遊具が据えられ、登り、渡り、滑るたびに小さな冒険が連なっていく。少し見下ろせば、下のグラウンドが広がり、走る者の気配が風に溶けていく。段差は壁ではなく、視線と気分を切り替えるための静かな仕掛けであり、
行き来することで公園の表情がやわらかく変わる。遊びたい者も、ただ空を眺めたい者も、それぞれの場所を自然に見つけることができる。高低差が生むささやかな物語を味わいながら、ゆっくりと時間を過ごしたくなる公園である。











