金井宮谷ツ公園に足を踏み入れると、まず視界にひっかかるのは、緑の濃さである。木々も草も遠慮を忘れ、気づけば公園全体がやや過剰なほどの緑に埋もれている。その奥にひっそりと、デザイン・スプリング遊具三銃士が待ち構えている。
色彩も形も本来は主張の強いはずの彼らであるが、この繁茂した緑のなかでは、どこか忍び足で存在しているようにも見える。
ばねに身を預ければ、わずかな揺れが身体を伝い、周囲の緑がふわりと揺らいで見える。その感覚を携えたまま視線を反対側へやると、そこには滑り台が、いかにも無頓着な顔で控えている。登り、滑り、振り返れば、三銃士は再び静かにこちらを見ている。
この公園では、遊具と自然の境界が曖昧になり、どちらが主役かも判然としない。だがその曖昧さこそが心地よく、気づけば緑に包まれながら、ささやかな遊びの循環に身を委ねてしまうのである。








