三光児童遊園 | 港区公園探訪

三光児童遊園

三光児童遊園

三光児童遊園は、まるで都市の谷間に潜り込んだ秘密の洞窟のようである。頭上には首都高がどっしりと構え、雨粒すら届かないその下に、全天候型の小さな楽園が広がっている。子どもたちを待ち受けるのは、鉄骨の迷宮のようなジャングルジムや、宙に揺れるブランコ。どこからともなく響く笑い声が、コンクリートに反射して不思議な残響をつくり出す。

砂場では愛嬌たっぷりのカバたちが口を開けて待ち構え、ちいさな冒険者たちの想像力を掻き立てる。遊び疲れたら、テーブルセットに腰を下ろし、高架を走る車の轟音を聞きながら一息つくのも一興だ。雨の日も風の日も、この場所は確かに生きていて、訪れる者に小さな勇気と安らぎを与えてくれる。三光児童遊園は、都市の懐に潜む異世界への入口なのである。

三光児童遊園

 

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三光児童遊園

  • 所在地:港区白金五丁目12番5号
  • 面 積:1,641.13平方メートル
  • 開園日:昭和43年11月20日 今年目
首都高速道路の高架下にあり、雨の日でも利用できます。園内には健康器具エリアのほか、遊具エリアやネットで囲まれた投球場があり、様々な遊びが楽しめます。
(港区ホームページ/三光児童遊園)
update: 2025年8月21日