森下三丁目第三児童遊園/高森公園
アップデート:2026/05/09

森下三丁目第三児童遊園と高森公園は、どこからが始まりでどこまでが終わりなのか、判然としないまま連なっている。境界というものがうやむやに溶け合い、気づけばふたつの名を持つひとつの空間の中を歩いているような心持ちになる。その曖昧さが、かえってこの場所に独特の広がりを与えている。
園内には複合遊具やターザンロープが備えられ、遊びの動線は途切れることなく続いていく。ひとつの遊具を離れ、また別の遊具へ向かううちに、いつしか公園の境目を意識することもなくなる。
さらにこの地は、江東区登録史跡である瓢池園陶磁器工場跡や旭焼製造場跡を内包している。過去の営みの気配が、遊びの風景の底に静かに沈んでおり、足元の土がいささか重みを帯びて感じられる。
気づけば、遊びと歴史とが境界なく重なり合い、この曖昧な空間そのものが、ひとつの不思議な余韻を残すのである。











