野毛西公園
野毛
アップデート:2026/01/12

野毛西公園は、住宅地の只中にありながら、色彩の奔流に身を委ねられる不思議な場所である。まず目に飛び込んでくるのは、晴れやかな色をまとった滑り台と鉄棒で、子どもの時間だけでなく大人の記憶までも軽々と呼び起こす。
がっちりとしたシェルターに守られた砂場は、拠点のような落ち着きを備え、遊びと休息の境界を曖昧にする。そこに鎮座するロッキンパッピーは、愛嬌という概念を形にした存在で、揺れるたびに公園全体の空気を和ませる。
派手さと安心感が同居するこの公園では、気がつけば長居してしまい、帰り道に理由のない満足感だけが残る。日常の延長に、少しだけ鮮やかな寄り道を許してくれる場所、それが野毛西公園なのである。





