みすずが丘

みすずが丘という名は、土地の記憶をやさしく包み込むように響く。平成の区画整理によって生まれた新しい町でありながら、その根には篠竹のざわめきが確かに息づいている。かつて一帯を覆っていた竹林は、みずたけ、あるいはみすずと呼ばれ、風に揺れるたび静かな音楽を奏でていたという。

その名を受け継いだ丘は、周囲よりも少し高く、なだらかな傾斜を描きながら空へと近づいていく。歩けば視界はゆるやかに開け、住宅地の向こうに広がる景色が心をほどく。新しく整えられた街路の下には、古い自然の気配が折り重なり、穏やかな時間が流れている。

みすずが丘は、過去の竹林と現在の暮らしが溶け合う場所であり、静かに歩くだけで心が澄んでいく、そんな訪問を誘う町である。

みすずが丘の場所

みすずが丘・町名の遍歴・由来

瑞祥地名。昔この一帯は篠竹が多く見られた。その篠竹の別名を「みすず」という事と、この辺りが高台で、なだらかな傾斜地が多いことから、「みすずが丘」と名付けられた。1995年(平成7年)3月16日 - あざみ野四丁目、荏田北二丁目、大場町よりみすずが丘を新設。横浜市青葉区みすずが丘となる。
(町名の遍歴・由来 横浜市青葉区)

みすずが丘の公園