大場かやのき公園に足を踏み入れると、まず視界の中央に、時を超えて立ち続ける一本のかやの木が現れる。
丁寧に守られたその姿は、この丘の主であり、訪れる者すべての背筋をひそかに伸ばす存在である。
その足元から地形を巧みに使って展開される大型遊具は、丘の高低差を味方につけ、日常では失われがちな冒険心を容赦なく呼び覚ます。駆け上がり、滑り降り、振り返れば、木立と空がゆったりとした調和を保っている。
自然がただ背景に退くのではなく、遊びの中心に堂々と居座るこの公園では、時間の進み方さえ少し緩やかになる。気づけば深呼吸をひとつ、またひとつ重ねながら、ここに来た理由を忘れてしまうのである。









