申田公園に近づくと、まず視界を射抜くのは東急カラーの滑り台である。赤と白と青が陽光を受けてきっぱりと立ち上がり、この場所がただならぬ遊びの拠点であることを宣言している。
滑り台を軸に、ブランコは空へと弧を描き、砂場では小さな建築計画が次々と立ち上がる。子どもたちは風を切り、空中を往復し、地面を掘り進める探検家となる。公園全体は過不足なく整い、騒がしさよりも心地よいざわめきが満ちている。
大人はその周縁で時間の流れを緩め、色彩と笑顔の往復運動を眺めることになる。都会の一角にありながら、ここでは日常が少しだけ単純で、少しだけ鮮やかになる。申田公園は、気軽に訪れて確実に楽しい、そんな確信を与えてくれる場所である。








