みつい台

みつい台は、八王子の中心から北北西へ四キロ、東南に大きくひらけた丘の上に広がる光の住宅地である。昭和四十年代後半より人々が暮らし始め、整然と並ぶのはすべて一戸建て。空は広く、朝の陽射しは家々の屋根を順に撫でながら、ゆるやかな坂をすべり降りていく。近くには工学院大学や創価大学、純心女子大学があり、若き学問の気配が風に混じる。

隣接する雑木林の丘陵は四季ごとに表情を変え、日常に静かな彩りを添える。国道16号から続く六百メートルのさるすべり並木は、夏になれば見事な花の回廊となり、歩くだけで心がほどける。西南が高く北東へと傾く地形が生む眺めもまた格別で、丘の上の暮らしの豊かさをそっと教えてくれる。

みつい台の場所

みつい台の公園