ひきふねどんぐり公園
アップデート:2026/09/09

砂場に、フェンスとパーゴラが付いている。
ひきふねどんぐり公園で妙に心をつかまれるのは、この砂場の待遇のよさだ。ただ砂を四角く囲って終わりではない。きちんとフェンスで区切られ、その上にはパーゴラまで用意されている。
これはもう、砂遊び専用室と呼びたくなる。
もちろん壁も扉もない。それでも、ほかの遊びから少し切り離された空間になっていることで、砂とじっくり向き合える感じがする。山をつくるのか、穴を掘るのか、何かの形を生み出すのか。砂場という遊具は完成形を持たない。その日の遊び方によって、毎回違う場所になれるのが面白い。
公園全体には新しさがあり、地面も今風のカラフルな仕上がりだ。複合遊具もあり、登ったり滑ったりする楽しさもしっかり用意されている。その中で、砂場だけは少し腰を据えて遊ぶ場所のように見える。
墨田区京島一丁目。新しい公園らしい明るい色彩の中に、昔から変わらない砂遊びが収まっている。その組み合わせもなかなかいい。
複合遊具で遊んだあと、フェンスの向こうへ場所を移して、今度は砂とじっくり付き合う。
そんな小さな遊びの切り替えまで、公園の風景になっている。




