柳北公園
アップデート:2026/10/05
高い建物の間に、なかなか大きな複合遊具が構えている。 柳北公園を歩いてまず感じるのは、この遊具の存在感だ。学校に囲まれ、さらに周囲には高い建物がある。その中で複合遊具もしっかり高さを持っているから、公園だけが小さく縮こまっている感じがしない。むしろ周囲の垂直な風景に負けまいと、公園側からひとつの建築物を差し出しているようにも見えてくる。
登る場所があり、移動する場所があり、滑り降りる場所がある。複合遊具は、それ自体が小さな立体空間だ。建物に囲まれた場所だからこそ、その立体感が妙に似合っている。
そして、この公園にはもうひとつの大きさがある。 それは時間だ。 柳北公園は、用地の獲得と一部の区画整理が最も早く進んだことから、復興公園の中で最初に竣工した場所だという。今、目の前にある複合遊具とはまるで違う時代から、この場所には公園としての時間が積み重なっている。
台東区浅草橋五丁目。 大きな遊具を見上げていたはずが、いつの間にか公園そのものの長い時間を考えている。 建物の間に残された一角ではなく、ここにはここで続いてきた時間がある。そのことを知ってから、もう一度ゆっくり歩いてみたくなる公園だ。











