黒須田前田公園に足を踏み入れると、日常の重力がふっと緩む。そこには宇宙を主題とした遊びの舞台が広がり、公園の中心には堂々たる構造体がそびえている。
名を冠した宇宙ステーションは、地上にいながら遠い星々へ接続する装置のようで、登るたび、渡るたびに視界と想像力が同時に拡張されていく。
周囲には星や惑星を思わせる意匠が散りばめられ、歩くだけで銀河を周遊している錯覚に陥る。子どもたちは探査者となり、大人はいつのまにか補給員や観測者の役を引き受けている。
青空の下で繰り広げられるこの小さな宇宙開発計画は、時間を忘れさせ、帰路につく頃には心が少し軽くなっている。地球にいながら宇宙へ行ける場所として、この公園は確かに存在している。


















