すすき野公園に足を運ぶと、まず空へ向かってすっと伸びる二本の高木が視界をつかむ。まるでこの地の門番のように立ち、訪れる者を静かに迎え入れる象徴である。
その足元には広々とした空間が開け、中心には複合遊具が堂々と構え、子どもたちの歓声を自然に引き寄せる。
走り、登り、滑るという単純な動作が、この場所では不思議と物語を帯び、日常の延長を軽やかに逸脱していく。芝生や木立は遊具と競うことなく寄り添い、家族連れや散歩の人々を穏やかに包み込む。
地域のフラッグシップと呼ばれる理由は、規模でも設備でもなく、この場所が放つ確かな余裕にある。気づけば長居してしまうのは、公園そのものが滞在を勧めてくるからに違いない。
















