たちばな台公園は、一度歩いただけでは全貌をつかめない公園だ。広々とした園内には豊かな高低差があり、道を進むたびに景色が少しずつ姿を変えていく。その変化が楽しく、気づけば公園を巡ることそのものが小さな冒険になっている。
園内には二つの遊具エリアが設けられている。それぞれが独立した世界を持ちながら、山道のような園路でゆるやかにつながっている。その道を歩けば、木々に包まれた静かな時間が流れ、公園というより里山を散策しているような気分になる。
高台までたどり着けば展望台が待っている。そこから眺める景色は開放感にあふれ、公園全体を見渡せる特等席だ。その周囲には砂場やベンチが配置され、子どもたちは遊び、大人たちは風を感じながらひと息つく。それぞれが思い思いの時間を過ごせるよう、景色まで丁寧に設計されているように思える。
さらに園内には、木々に囲まれた秘境のような広場もあれば、陽射しが降り注ぐ明るい広場もある。同じ公園でありながら、歩くたびに違う表情と出会えるのが実に面白い。
そんなたちばな台公園がある青葉区たちばな台は、緑豊かな丘陵地に住宅街が美しく広がる街だ。起伏のある地形を生かした落ち着いた景観は、この公園の魅力とも見事に重なっている。歩けば歩くほど新しい風景に出会える、そんな街らしい公園なのである。






















