高津公園は、土地の起伏をそのまま物語に仕立てたような、二層構造の愉快な公園である。上のフロアに立てば、青と黄色の複合遊具が陽光を受けてきらめき、ブランコは空と地面のあいだを軽やかに往復する。
ここでは時間が弾み、身体は自然と前へ前へと動き出す。やがて階段を下りると、景色は一変し、昔ながらの広いグラウンドが静かに広がる。滑り台と砂場が寄り添うこの空間では、遊び方に決まりはなく、風景そのものが余白として残されている。
色彩の高揚と広がりの安心感が同居する高津公園は、訪れる者の一日をさりげなく豊かにしてくれる場所である。











