別所ふれあい公園は、入口に立った瞬間から訪れる者の心をつかんで離さない。なぜなら、そのゲートが実に堂々としているからだ。ただの出入口ではない。これから始まる冒険の門であり、公園という小宇宙への玄関口なのである。
門をくぐれば、自然と足取りが軽くなる。人々はなぜかそこで立ち止まり、景色を眺め、言葉を交わす。公園そのものが会話を誘っているかのようだ。
そして園内には、ぜひ辿りたい道筋がある。まず滑り台で勢いよく地上へ降り立ち、そのままタイヤの上を慎重に進み、砂場へ向かうのである。この流れは実に美しい。高みから降下し、不安定な足場を攻略し、最後は砂の世界へ到達する。まるでひとつの物語を体験しているようだ。
さらに耳を澄ませば、近くを走る列車の気配が聞こえてくる。運が良ければ車両が姿を現し、公園の風景に動きを与えてくれる。遊びながら列車を眺めるという贅沢は、なかなか得難い。
別所ふれあい公園は、遊具と鉄道、冒険と日常が絶妙な均衡を保つ場所だ。ゲートをくぐった瞬間から、小さな旅が始まるのである。















