堀之内番場公園へ足を踏み入れると、まず芝生が視界を占領する。緑の絨毯という表現は世に溢れているが、この公園に関しては誇張ではない。本当に絨毯のように芝生が広がり、人々を受け入れる準備を整えているのである。
どこへ腰を下ろしてもよい。寝転んでもよい。芝生は文句ひとつ言わず、訪れた者をやさしく受け止める。その寛大さたるや見事なものだ。
その広々とした緑の上には、滑り台や遊具が点在している。遊ぶ子どもたちは芝生の海を渡る冒険者であり、遊具はその旅路に現れる小さな島々のようにも見える。走り回っても転んでも、足元の芝生がやわらかく迎えてくれるから心強い。
さらに園内には四阿がある。その存在は実にありがたい。歩き疲れた者を静かに迎え入れ、木陰と休息を惜しみなく提供してくれる。耳を澄ませば、せせらぎの音も聞こえてくる。風が葉を揺らし、水が流れ、その音色が重なり合う様子は、まるで自然が即興で奏でる音楽会である。
遊ぶ者も、休む者も、ただ芝生を眺める者も、それぞれが思い思いの時間を過ごせる。堀之内番場公園は、緑の豊かさを全身で味わえる贅沢な舞台なのである。












