国立市公園探訪

富士見台

国立市富士見台は、名前のとおり空と遠景に心を預ける町である。坂を歩けば視線は自然と高くなり、家並みの向こうに広がる気配が胸をすっと軽くする。団地や商店、静かな住宅が層をなし、昭和から続く生活の時間が穏やかに流れている。

道端の木々は季節を誇らず、ただ黙って色を変え、夕方には風が通り抜ける。駅へ向かう足も、散歩の足も同じ速さに整えられ、焦りはここでほどけていく。眺めと暮らしが寄り添う富士見台は、遠くへ行かずとも旅をした気分になれる場所である。

富士見台の場所

富士見台・町名の遍歴・由来

国立市の中南部に位置する。北は西、中及び東、東は府中市北山町、西原町及び西府町、南は谷保及び石田、西は立川市羽衣町に隣接する。北西の一部を除き、昭和37年から40年にかけて行われた都市区画整理事業により整備された。町内には市役所や図書館などの公共施設が集まっており、行政機能の中枢も担う。(富士見台 (国立市) - Wikipedia)

富士見台の公園

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