松江東児童遊園
アップデート:2026/09/01

入口で待っているのは、ふぐたちだ。
松江東児童遊園へ足を踏み入れると、まずこの小さな一団に迎えられる。公園の入口にふぐ。海でも水族館でもないのに、ここではそれが妙にしっくりくる。街歩きの途中で突然こういうものに出会うから、公園探訪は油断できない。
しかし奥へ進むと、さらに大きなものが待っている。
キノコだ。
しかも、人がその下で休めるほど大きなキノコの屋根。その下にはベンチがあり、ゆっくりできる場所になっている。公園にベンチがあるのは珍しくない。屋根付きの休憩場所もある。けれど、それを巨大なキノコにしてしまうだけで、休憩は急に物語の一場面になる。
もちろん本物のキノコではない。それでも屋根の下へ入れば、少しくらい「森のキノコの下で休んでいる」と思ってもいいだろう。公園とは、そういう想像が許される場所なのだ。
周囲にはラダー遊具やブランコもあり、身体を動かして遊ぶこともできる。ふぐに迎えられ、遊具で遊び、最後は大きなキノコの下でひと休み。並べてみると、なかなか不思議な散歩コースである。
江戸川区松江の街角にある、小さな児童遊園。その中では、ふぐとキノコが何事もない顔で共存している。
近くを歩く日があれば、あの大きなキノコの下まで、少し寄り道してみたくなる。







