もとまち公園は、町の呼吸がそのまま地面に広がったような、余白の多い場所である。視界を遮るものが少なく、空はいつも少し大きめに見える。敷地はゆったりと構え、急かす気配がないため、腰を下ろした途端に時間の速度が緩む。滑り台は上に立つ場所からして広く、順番を待つあいだにも風や雲を眺める余裕が生まれる。
滑走部分もまた堂々としており、勢いよりも解放感が勝る設計だ。遊ぶ者も見守る者も、それぞれの間合いを保ったまま同じ空間に溶け込める。何もしないことが許される静けさと、ふと体を動かしたくなる開放感が同居し、訪れた者の一日を少しだけ長く、やさしくしてくれる公園である。

















