小野路第三公園は、緑という緑が示し合わせたかのように集結し、訪れる者をそっと包み込む静かな場所である。木々は過剰に自己主張することなく、しかし確実にこの公園の主役として立ち並び、外界の速度を一段落としてくれる。その懐に抱かれるように砂場があり、木の影がやさしく地面に落ちることで、時間までもがゆっくりと沈殿していく。
遊ぶ者も、見守る者も、目的を忘れた散策者も、それぞれが自然に許可されているかのようだ。ここでは何かを成し遂げる必要はなく、ただ緑の気配に身を委ねるだけでよい。気づけば呼吸は深くなり、帰り道のことなどどうでもよくなる。小野路第三公園は、忙しない日常の隙間に用意された、緑の休符なのである。








