小野路第四公園
アップデート:2025/11/19
永山六丁目集会場の白い家が、まるで丘の守り神のように静かに佇んでいる。小野路第四公園は、その庇護のもとにのびやかに広がり、訪れる者をどこか不思議な心持ちへと誘ってくれる。
横長に伸びる人研ぎ滑り台は、公園の主役として堂々たる風格を放ち、台形のフォルムが光の角度によってさまざまな表情を見せる。広がりをもった着地点には、太陽をたっぷり浴びた砂場がひらけ、子どもたちの足跡をやわらかく受け止めながら、どことなく温かな気配を漂わせている。さらに上層へと歩を進めれば、小さな高台にグラウンドがひょっこり姿を現し、空の光を胸いっぱいに溜め込んでいる。
ここでは風さえも遊び相手のように軽やかで、ふとした拍子に時間の感覚を忘れてしまう。そんな静かな魔法が潜む公園である。










