藤が丘二丁目公園で最初に目を引かれたのは、遊具ではなかった。
園内に立つ構造物を見て、思わず足が止まる。パーゴラなのだろうか。しかし、私たちが思い浮かべる木組みのパーゴラとは少し違う。直線的で、無駄がなく、どこかシステム家具のような整った佇まいをしている。その姿は公園の休憩施設というより、街の景観を構成するひとつのデザインのようにも見えてくる。
もちろん役割は変わらない。木陰をつくり、人が集まり、少し休憩するための場所だ。それでも形が少し変わるだけで、公園全体の印象まで変わるのだから面白い。パーゴラという存在は、案外、公園の空気を決める重要な建築物なのかもしれない。そこまで考え始めると、いつの間にかこの構造物ばかり眺めている自分に気づく。
その周りにはブランコや鉄棒が並び、昔から変わらない遊びの風景が広がっている。新しい印象の構造物と、親しみのある遊具。その組み合わせが、公園にほどよいバランスを生み出している。
藤が丘二丁目は、坂のある街並みと落ち着いた住宅地が広がる青葉区らしい地域だ。整然とした街路や豊かな緑が日常の風景となり、この公園もまた、その街並みに自然と溶け込んでいる。
公園をあとにしても、不思議と頭に残るのは、あのスタイリッシュな構造物だった。パーゴラなのか、それとも別の何かなのか。名前よりも、その存在感のほうがずっと印象深かった。







