上麻生北第1公園
アップデート:2026/02/07
上麻生北第1公園は、公園というより、誰かの家の庭に迷い込んだかのような慎ましさをたたえている。芝生は広すぎず、狭すぎず、生活の延長線上にそっと敷かれた緑の絨毯のようだ。中央に据えられた石のベンチは装飾を拒み、ただ腰掛けるためだけに存在している。
その簡潔さが、この場所の美点である。派手な遊具も賑やかな音もないが、風が芝を撫で、空の色がゆっくり変わっていく様子は存分に味わえる。上麻生北第1公園は、何かをしに行く場所ではなく、何もしないために訪れたい、小さくて確かな居場所である。





