こぶし児童遊園 | 公園探訪

こぶし児童遊園

アップデート:2026/07/31

こぶし児童遊園

こぶし児童遊園は、細長い敷地をゆっくり歩いていく公園だ。
入口から奥を見渡すと、まず視線を奪われるのは遊具ではない。そこに堂々と立っているのは、かぐや姫のオブジェだ。公園に昔話の主人公がいるというだけで少し不思議な気持ちになる。しかも、控えめではない。細長い空間の入口でしっかり存在感を放ち、まるでこの公園の案内役を引き受けているように見える。

考えてみれば、かぐや姫は竹から現れた物語の主人公だ。その姿が住宅街の児童遊園に立っていることに理由を求めるより、「ここにはかぐや姫がいる」と素直に受け入れたほうが、この公園はきっと楽しい。子どもたちは何気なく通り過ぎるかもしれないが、大人ほど立ち止まり、その存在を眺めてしまうのではないだろうか。

オブジェの先へ歩みを進めると、その奥には複合遊具が待っている。遊びの中心はここだ。登ったり滑ったり、体を動かす楽しさが詰まった遊具へ向かうまでに、かぐや姫の前を通る。この順番がなんとも面白い。遊びへ向かう助走のような時間を、オブジェが静かにつくり出している。

墨田区墨田二丁目は、昔ながらの住宅街と新しい暮らしが穏やかに重なり合う地域だ。その街角にあるこの小さな公園も、派手さより親しみやすさを大切にしている。

公園を歩き終えて振り返ると、最後まで印象に残るのは、やはりかぐや姫だった。遊具があることはもちろん大切だが、この公園には、まず物語が立っている。その少し不思議な入口が、何度でも歩いてみたくなる理由なのかもしれない。

こぶし児童遊園

 

 

こぶし児童遊園

 

こぶし児童遊園

こぶし児童遊園

  • 所在地墨田区墨田二丁目14番3号
  • 面 積312.53平方メートル
  • 開園日昭和48年4月1日 今年目
投稿日:2026年7月31日

“こぶし児童遊園”の遊具と施設

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