小島児童遊園
アップデート:2026/10/02

砂場の上に、ちゃんと屋根がある。
もちろん建物の屋根ではない。パーゴラだ。けれど小島児童遊園では、このパーゴラがしっかりと緑をまとい、砂場の上に屋根のような場所をつくっている。
これが、なかなか頼もしい。
砂場は普通なら空の下にぽんと置かれている。それも公園らしくていいのだが、ここでは頭上にパーゴラがあることで、砂遊びの場所がひとつの小さな部屋のように見えてくる。
屋根となる緑が砂場で過ごす時間を快適にしてくれる。砂場とパーゴラ。それぞれ単独でも公園では見慣れた存在なのに、組み合わさると急に居心地のよさそうな一角になる。
すぐ近くには滑り台があり、ブランコも楽しめる。身体を動かして遊ぶ場所と、腰を落ち着けて砂と向き合う場所。その間に特別な境界線はないけれど、パーゴラが静かに役割を分けているようにも見える。
台東区三筋一丁目。
滑り台でもブランコでもなく、帰ったあとに思い出すのは、案外あの砂場の屋根かもしれない。
緑の下にある小さな砂の部屋を、少し覗きに行ってみたくなる。





