くるみ児童遊園
アップデート:2026/08/26

足元からして、ずいぶん元気な公園だ。オレンジとブルーの鮮やかな地面が広がり、くるみ児童遊園は小さな空間をきっぱりと自分の色に染めている。公園というものは緑や土の色に馴染むことが多いが、ここは遠慮がない。その潔さが気持ちいい。
そして中央で存在感を放つのが複合遊具だ。注目したいのは形だけではない。そこには、この公園の名前である「くるみ」がしっかり表記されている。
これが妙にいい。
遊具は普通、滑ったり登ったりするための設備として黙々と仕事をしている。しかしここでは、自ら「くるみ」を名乗っている。公園名を背負った看板選手とでもいうべきか。オレンジとブルーの舞台に立ち、ここがどこの公園なのかを堂々と主張しているのだ。名前を掲げただけなのに、急にこの遊具が公園の顔に見えてくるから面白い。
もちろん、複合遊具だけでは終わらない。ブランコがあり、砂場もある。身体を動かす遊びと、じっくり砂と向き合う遊び。その間を鮮やかな地面がつないでいる。
墨田区業平の街を歩いていて、この色彩が視界に入ったら、少し足を止めてみたくなる。そして複合遊具の「くるみ」の文字を確かめてほしい。小さな児童遊園にも、ちゃんと名前があり、ちゃんと自分の顔がある。そのことを、ここは少し誇らしげに教えてくれる。




