永山第二公園を歩いていると、公園という言葉の縮尺が少しおかしくなってくる。 まず目を引くのが、小さな山脈のような起伏だ。山がひとつではなく、連なって見えるところがいい。もちろん本物の山脈ではない。それでも公園の中で向こう側が少し隠れ、上ったり下りたりしながら進むと、平らな広場とはまるで違う景色になる。数歩の高低差が、散歩をちょっとした縦走に変えてしまうのだ。
そして階段を下りていくと、その流れのまま砂場へたどり着く。このつながりが妙にスムーズである。階段は単なる移動設備ではなく、上から下へ、公園の場面を切り替える装置のようにも見えてくる。
さらに目を向ければ、しっかりとしたパーゴラが構えている。小さな山脈、階段、砂場、パーゴラ。ひとつひとつを見れば公園にありそうなものなのに、永山第二公園ではどれも少しばかり存在感が強い。
何かとスケールが大きいのである。
だからここでは、ただ砂場へ行くだけでも少し遠征気分になる。山を越え、階段を下り、砂場へ着き、最後はパーゴラの下でひと休み。公園の中だけで、ちゃんとひとつの旅程ができてしまう。
永山を歩く日に少し寄り道して、この小さな山脈を越えてみたい。向こう側に何があるかは分かっている。それでも、自分の足で確かめに行きたくなる公園なのだ。
















