並木公園は、その名を裏切らぬように木々が整然と並び、まるで緑の回廊に導かれるかのように奥へ奥へと誘われる場所である。
その中心でひときわ存在感を放つのが、大きな花の形をした遊具だ。花弁のように広がる構造は、子どもたちの想像力を刺激し、特にトルネード式の滑り台は、回転しながら景色が変わることで、公園そのものを一周したかのような錯覚を与える。
遊具のにぎわいを少し離れれば、視界は一転して広々とした芝生へと開かれ、空の広さと風の流れが心を解き放つ。木陰に腰を下ろし、弁当を広げたり、ただ雲の行方を追ったりする時間は、日常の速度を穏やかに緩めてくれるだろう。
並木公園は、動と静が無理なく共存し、訪れる者それぞれの過ごし方を静かに受け入れてくれる、懐の深い公園なのである。















