みしま児童遊園
アップデート:2026/08/10

みしま児童遊園は、一つの公園なのに少し欲張りだ。複合遊具やブランコが並ぶ場所を楽しんだあと、道を一本挟むと、そこにはまた別の遊び場が待っている。
こちらは言うなればベテランエリア。その主役がツインの滑り台だ。二本の滑走面が仲良く並び、長い時間ここで子どもたちを滑らせてきたような佇まいを見せる。新しい複合遊具には複合遊具の楽しさがあるが、滑り台という遊具を真正面から二本並べる潔さも捨てがたい。階段を上って滑る。ただそれだけの遊びを二列体制で受け止める姿には、妙な頼もしさまで感じてしまう。
そして、このエリアにはパーゴラベンチもある。遊んだあとに腰を下ろすのもいいし、街歩きの途中で休むのもいい。遊具だけで完結せず、きちんと立ち止まる場所まで用意されているところが心地よい。
さらに隣には船堀三嶋神社がある。児童遊園と神社が隣り合うことで、この一角には遊び場だけではない、地域の日常が重なったような風景が生まれている。
江戸川区松江六丁目を歩いていて、この公園を見つけたなら片側だけ見て帰るのは少し惜しい。複合遊具とブランコを眺め、道を渡ってツインの滑り台へ。そしてパーゴラでひと休みする。一本の道を挟んだだけなのに、公園を二つ旅したような気分になる。
最後に神社の気配を感じながら振り返ると、二本の滑り台が静かに並んでいる。その風景まで見届けて、みしま児童遊園の探訪はようやく終わるのだ。












