青木葉公園に一歩足を踏み入れると、まず感じるのは「緑の余白」だ。芝生に覆われた地面が、周囲を揺れる木々の葉と呼応し合い、まるで大きな緑色の毛布がひろがっているように思える。この日々忙しない街の中で、緑に包まれるというのはかなり贅沢なことじゃないだろうか。
どこか特別な場所に来た感覚にさせるその贅沢さが、青木葉公園にはたしかにあった。
公園の中央には、ごく当たり前の子どもたちの遊具エリアがある。ブランコが揺れ、砂場が四角く収まる。だが、ぱらっぱエリアと名付けたくなる広めの空き地が隣に広がっていて、ただ走り回ったり、ごろごろ転がってみたり、使い方は誰のものでもない。自分流の冒険がいくらでも始められる区画だ。公園は遊具だけが主役じゃない。
一人ひとりにとっての「自由の敷地」であっていい。このエリアは、それをしっかり感じさせてくれる。
一番奥には、ベンチがひとつ、ぽつんと置かれている。誰にでも開かれているはずなのに、まるで招待を受けた者だけのVIPスペースみたいな凛とした静けさが漂う。誰かに遠慮せず、思う存分空を見上げたり、緑を浴びたりできる、心の余裕を取り戻す小さな特別席だ。
青木葉公園の本当の価値は、こうした余白や区切り――誰もがそれぞれの自由を過ごせる贅沢さにあるのかもしれない。



















